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『進撃の巨人』は、巨人に囲まれた世界で暮らす少年エレン・イェーガーたちの戦いから始まり、やがて巨人の正体、壁の外の世界、マーレとパラディ島の対立、そして「地鳴らし」をめぐる壮大な戦いへと発展していく物語です。
最初は「人類VS巨人」という分かりやすい構図に見えますが、物語が進むにつれて敵と味方の境界が大きく変化していくところが『進撃の巨人』の大きな特徴です。
この記事では、『進撃の巨人』のあらすじをネタバレありで振り返りながら、エレンやミカサ、アルミンなどの主要登場人物、巨人の正体、地下室で判明する世界の真実、九つの巨人、未来の記憶、地鳴らし、そして最終回の結末まで分かりやすく解説します。
「途中まで見たけれど話が分からなくなった」という方も、物語全体の流れを順番に整理していきましょう。
※ここからは原作漫画最終34巻・第139話までの重大なネタバレを含みます。
記事のポイント
- 『進撃の巨人』の物語を最終回まで順番に解説
- 巨人の正体や壁の外に隠された秘密を整理
- エレンが地鳴らしを選んだ理由と最終決戦
- ミカサの選択と巨人の力が消えた結末
進撃の巨人のあらすじをネタバレありで紹介!物語の基本を解説

- 『進撃の巨人』のあらすじの概要
- 『進撃の巨人』の主要登場人物
- アニメ『進撃の巨人』の主要キャラクターの声優
- 巨人の正体
- エレンはなぜ巨人になれる?
- 超大型巨人・鎧の巨人・女型の巨人の正体は誰?
- 壁の外には何がある?
- マーレとパラディ島はなぜ戦っているのか?
『進撃の巨人』のあらすじの概要
物語の主人公は、巨大な壁に囲まれたシガンシナ区で暮らす少年エレン・イェーガーです。
人類は巨人から身を守るため、ウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナという三重の壁の内側で暮らしていました。
ところが、超大型巨人の出現によって壁が破壊され、平穏な生活は一変します。
エレンは巨人に母カルラを奪われ、巨人を駆逐することを決意。幼なじみのミカサ・アッカーマン、アルミン・アルレルトとともに兵士への道を進みます。
しかし、戦いの中でエレン自身にも巨人化する能力があることが判明します。
ここから物語は「人間と巨人の戦い」だけではなく、「巨人とは何なのか」「壁の外には何があるのか」という大きな謎へと進んでいきます。
やがてライナーやベルトルト、アニの正体、王家と始祖の巨人、父グリシャが残した地下室の秘密が明らかになり、エレンたちは自分たちが暮らしていた場所が世界のすべてではなかったことを知ります。
さらに海の向こうにはマーレをはじめとする国々が存在し、パラディ島の人々を取り巻く巨大な対立が存在していました。
そして物語終盤、エレンは仲間たちと別の道を歩き始め、「地鳴らし」を発動します。
かつてエレンと一緒に戦ったミカサやアルミンたちは、今度は世界を滅ぼそうとするエレンを止めるために戦うことになるのです。
『進撃の巨人』の主要登場人物
エレン・イェーガー
本作の主人公です。
幼いころから壁の外の世界と「自由」に強い憧れを持っています。母を巨人に奪われたことから巨人の駆逐を誓いますが、後に自分自身が巨人化できることが判明します。
物語後半では、その選択が世界全体を巻き込むことになります。
ミカサ・アッカーマン
エレンと家族同然に育った少女です。
非常に高い戦闘能力を持ち、エレンを何より大切にしています。
その深い思いがあるからこそ、最終局面で彼女が下す決断は物語の結末に大きく関わります。
アルミン・アルレルト
エレンとミカサの幼なじみです。
身体能力ではほかの兵士に及ばない部分があるものの、状況を分析して作戦を考える力に優れています。
後にベルトルトから超大型巨人の力を継承します。
リヴァイ・アッカーマン
調査兵団の兵士長で、圧倒的な戦闘能力を持つ人物です。
特にジークとの因縁は物語終盤まで続きます。
ライナー・ブラウン
104期訓練兵としてエレンたちの仲間になりますが、その正体はマーレから送り込まれた鎧の巨人の継承者です。
単純な悪役ではなく、マーレ側とパラディ島側の両方を知る人物として重要な役割を担います。
ジーク・イェーガー
獣の巨人の継承者で、エレンの異母兄です。
王家の血を引いており、物語終盤ではエレンとともに世界の運命を左右する存在になります。
アニメ『進撃の巨人』の主要キャラクターの声優
アニメ版では豪華な声優陣がキャラクターを演じています。
主要キャラクターと声優は次の通りです。
エレン・イェーガー:梶裕貴さん
ミカサ・アッカーマン:石川由依さん
アルミン・アルレルト:井上麻里奈さん
リヴァイ・アッカーマン:神谷浩史さん
ライナー・ブラウン:細谷佳正さん
ジーク・イェーガー:子安武人さん
ジャン・キルシュタイン:谷山紀章さん
コニー・スプリンガー:下野紘さん
ハンジ・ゾエ:朴璐美さん
ヒストリア・レイス:三上枝織さん
アニメ版のキャストについては、TVアニメ『進撃の巨人』公式サイトでも確認できます。
巨人の正体
ここからは物語の核心に触れます。
『進撃の巨人』に登場する巨人は、単なる謎の怪物ではありません。
巨人になれるのは「ユミルの民」と呼ばれる人々です。
物語序盤では壁内の人々もこの事実を知りませんでしたが、エレンたちが地下室へ到達したことで、世界の歴史と巨人の秘密が明らかになります。
通常の「無垢の巨人」と、人間の姿に戻ることができる「九つの巨人」の継承者は区別して考える必要があります。
無垢の巨人が九つの巨人の力を持つ人間を捕食すると、その力を継承して人間へ戻ることができます。
エレンたちが最初に「人類を食べる怪物」だと思っていた巨人も、もとは人間だったのです。
この事実が判明することで、『進撃の巨人』の見え方は大きく変わります。
エレンはなぜ巨人になれる?
エレンが巨人になれるのは、父グリシャ・イェーガーから巨人の力を継承したためです。
グリシャは「進撃の巨人」の継承者となった後、壁内へ入り、レイス家が保持していた「始祖の巨人」を奪います。
その後、グリシャはエレンを無垢の巨人にし、自分を食べさせました。
これによってエレンは「進撃の巨人」と「始祖の巨人」の力を受け継ぐことになります。
ただし、エレン自身は王家の血を引いていません。
そのため、始祖の巨人の力を自由に使用するには特殊な条件が関係していました。
この条件が、後に王家の血を持つジークとの接触、そして地鳴らしへつながっていきます。
超大型巨人・鎧の巨人・女型の巨人の正体は誰?
序盤の大きな謎だった三体の巨人にも、人間としての正体があります。
超大型巨人はベルトルト・フーバー、鎧の巨人はライナー・ブラウン、女型の巨人はアニ・レオンハートです。
三人はマーレの「戦士」としてパラディ島へ送り込まれていました。
つまり、エレンたちと一緒に訓練を受けていた仲間の中に、壁を破壊した側の人物がいたことになります。
ただし、物語が進むとライナーたちにもそれぞれの事情があったことが描かれます。
そのため、「人類VS悪い巨人」という単純な構図では語れなくなっていくのが『進撃の巨人』のおもしろいところです。
壁の外には何がある?

エレンたちが長い間目指していた場所のひとつが、シガンシナ区にあるグリシャの地下室です。
地下室に残された本によって、エレンたちは衝撃的な事実を知ります。
壁の外で人類が絶滅したわけではありませんでした。
海の向こうには文明を持つ人々が暮らし、パラディ島は世界の一部にすぎなかったのです。
さらに、グリシャ自身も壁の外から来た人間でした。
この真実が判明したことで、エレンたちの敵は「巨人」から「海の向こう側に存在する世界」へと広がっていきます。
物語の前半と後半で雰囲気が大きく変わる理由も、ここにあります。
マーレとパラディ島はなぜ戦っているのか?
この対立を理解するには、エルディアとマーレの歴史を知る必要があります。
かつて始祖ユミルから始まった巨人の力を背景に、エルディア帝国は長い歴史を築きました。
その後、巨人大戦を経てマーレが力を持つようになり、145代フリッツ王は多くのエルディア人とともにパラディ島へ移ります。
一方、大陸に残されたエルディア人はマーレの支配下で暮らすことになります。
ライナーやベルトルトたちは、このマーレ側からパラディ島へ送り込まれた戦士でした。
つまり、『進撃の巨人』後半の争いは単なる善悪ではありません。
歴史、民族、恐怖、報復が何世代にもわたって積み重なった対立として描かれているのです。
進撃の巨人のあらすじを最終回までネタバレ解説!エレンの目的と結末

- 九つの巨人
- 進撃の巨人の能力と「未来の記憶」の伏線とは?
- エレンはなぜ地鳴らしを発動した?
- ジークの「安楽死計画」とエレンの計画は何が違う?
- エレンの最後
- ミカサはなぜエレンを殺した?
- 最終回で巨人の力はなぜ消えた?
- 最後の鳥と大きな木は何を意味する?ラストシーンを考察
- まとめ:進撃の巨人のあらすじ・ネタバレ
九つの巨人
始祖ユミルの死後、その力は最終的に「九つの巨人」として受け継がれていきます。
九つの巨人は、
始祖の巨人
進撃の巨人
超大型巨人
鎧の巨人
女型の巨人
獣の巨人
顎の巨人
車力の巨人
戦鎚の巨人
です。
それぞれ異なる特徴を持っています。
なかでも物語の中心になるのが「始祖の巨人」と「進撃の巨人」です。
始祖の巨人はユミルの民に大きな影響を与えられる特別な存在ですが、その力には王家の血が深く関係しています。
そして進撃の巨人には、過去の継承者だけでなく「未来の継承者の記憶」に関わる特殊な性質があります。
これが『進撃の巨人』最大級の伏線へつながります。
進撃の巨人の能力と「未来の記憶」の伏線とは?

物語終盤で重要になるのが、進撃の巨人と記憶の関係です。
エレンとジークがグリシャの記憶をたどったことで、これまで読者が見ていた過去の意味が大きく変わります。
グリシャがレイス家を襲撃した出来事にも、未来のエレンが深く関係していたことが明らかになります。
つまり、物語は単純に「過去→現在→未来」と一方向に進んでいるだけではありません。
継承者の記憶を通じて、未来の出来事が過去の人物の行動にも影響を与えていたのです。
第1話から読み返したときに印象が変わる場面が多いのも、『進撃の巨人』が伏線の多い作品として語られる理由のひとつです。
エレンはなぜ地鳴らしを発動した?
エレンはジークと接触し、始祖ユミルへ働きかけることで地鳴らしを発動します。
壁の中にいた無数の巨人が動き始め、パラディ島の外へ進んでいきました。
エレンの目的については、一つだけの理由に単純化しないほうが作品を理解しやすいでしょう。
原作では、島や大切な仲間を守ろうとする思い、自分たちを止めた仲間が世界から英雄として見られること、そしてエレン自身が抱き続けてきた「自由」への強烈な欲求など、複数の要素が描かれています。
最終的に地鳴らしによって壁外人類の約8割が犠牲になります。
エレンは仲間を守ろうとしながら、同時に途方もない数の命を奪いました。
だからこそ彼の行動を単純な「正義」として説明することはできません。
ジークの「安楽死計画」とエレンの計画は何が違う?
ジークが目指していたのは「エルディア人安楽死計画」です。
始祖の巨人の力を利用してユミルの民が子どもを作れない身体にし、時間をかけてエルディア人そのものを消滅させようと考えていました。
ジークにとっては、それが巨人の力をめぐる苦しみを終わらせる方法だったのです。
エレンは表面上、ジークに協力しているように振る舞います。
しかし本当の目的は異なっていました。
ジークとの接触を利用して始祖の力へ到達したエレンは安楽死計画を拒み、地鳴らしを選択します。
兄弟でありながら「エルディア人をどうするのか」という答えが正反対だったところも、終盤の大きな見どころです。
エレンの最後
※ここから最終回の核心部分をネタバレします。
地鳴らしを止めるため、ミカサ、アルミン、リヴァイ、ジャン、コニーたちは、かつて敵だったライナーやアニ、ピークたちとも協力します。
最後の戦いでは、リヴァイがジークを討ち、地鳴らしは停止します。
しかし戦いはそれだけでは終わりません。
アルミンは超大型巨人となり、エレンと激突。
そして最後にエレンのもとへたどり着くのがミカサです。
ミカサは自らエレンの首を切り、長く続いた戦いに決着をつけます。
主人公だったエレンが、最後には仲間たちが止めなければならない存在になる。
この大きな逆転こそ、『進撃の巨人』という物語を象徴する展開のひとつです。
ミカサはなぜエレンを殺した?
ミカサは物語を通して、誰よりもエレンを大切にしていました。
それでも最後は、自分の手でエレンを止めます。
ここで重要なのが始祖ユミルです。
ユミルは長い間、フリッツ王への思いから解放されることができず、巨人の力に関わり続けていました。
そんなユミルが待っていた人物がミカサだったことが、最終話で示されます。
大切な相手への思いを持ちながら、それでも相手の行動を止めるために手放す。
ミカサがエレンに対して下した決断が、ユミルにも大きな影響を与えたと読み取れます。
ただし、ユミルの心理について作品内ですべてが細かく言語化されているわけではありません。
そのため、どこまでを作者が意図した意味として受け取るかについては、読者による解釈の余地も残されています。
最終回で巨人の力はなぜ消えた?
エレンの死後、大きな変化が起こります。
巨人の力が世界から消え、巨人化していた人々も人間の姿へ戻ります。
ここには始祖ユミルとミカサの選択が深く関係しています。
始祖ユミルは約2000年もの間、巨人の力と「道」に縛られていました。
そしてミカサが愛するエレンを自らの意思で手放したことを見届けたことで、その長い束縛から解放されたと読み取れます。
その結果、ユミルの民を縛っていた巨人の力も終わりを迎えました。
ただし、これで人間同士の争いそのものが消えたわけではありません。
パラディ島と外の世界には依然として対立が残っています。
『進撃の巨人』は「巨人を倒したから、世界は永遠に平和になりました」という単純な結末にはしていないのです。
最後の鳥と大きな木は何を意味する?ラストシーンを考察
『進撃の巨人』のラストには、解釈の余地を残す象徴的な描写があります。
まず印象的なのが、エレンの墓の前にいるミカサと鳥です。
鳥がミカサのマフラーに触れる描写は、エレンとミカサの関係を思わせます。
ただし、「この鳥がエレン本人である」と原作で明確に断定されているわけではありません。
そのため、エレンや自由を象徴する演出と見るのが自然ですが、ここは考察として区別しておきたいところです。
さらに単行本34巻の追加ページでは長い年月が流れ、エレンが眠る木が巨大になっていきます。
そして最後には、少年と犬がその木へ近づいていきます。
その姿は、始祖ユミルが巨人の力の起源となる存在と出会った場所を連想させる構図です。
ここから「巨人の力が再び生まれるのではないか」「人類の争いは繰り返されることを表しているのではないか」といった解釈があります。
ただし、少年がその後どうなったのかは描かれていません。
そのため、巨人の力が復活したと断定するのではなく、読者に未来を考えさせる余韻を残したラストとして捉えるのが適切です。
まとめ:進撃の巨人のあらすじ・ネタバレ
『進撃の巨人』のあらすじをネタバレありで振り返ると、最初と最後では作品の印象がまったく違って見えてきます。
物語は、エレン、ミカサ、アルミンたちが巨人と戦うところから始まりました。
しかし巨人の正体や地下室の秘密が明らかになると、海の向こうにはマーレをはじめとする世界が存在し、エレンたち自身も長い歴史の対立の中にいることが分かります。
そして、進撃の巨人が持つ未来の記憶、始祖の巨人、九つの巨人、ジークの安楽死計画などがつながり、物語は地鳴らしへ進んでいきました。
最後には、世界を守るためにミカサがエレンを討ち、始祖ユミルが長い束縛から解放されたことで巨人の力も消えていきます。
それでも、人間同士の争いまで完全になくなったわけではありません。
だからこそ『進撃の巨人』は、「巨人を倒す物語」だけではなく、自由、愛、憎しみ、歴史、戦争、そして人間が同じ過ちを繰り返す可能性まで描いた作品として読むことができます。
全34巻・139話という長い物語ですが、結末を知ってから第1話へ戻ってみると、エレンの言動やさまざまな伏線が違った意味に見えてくるはずです。
一度最後まで読んだ方も、ぜひ物語の始まりから読み返してみてください。


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